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オー プンリールテープ製造メーカーリスト Manufacturer List 


ここでは音楽録音用 のオープンリールテープを製造している(いた)メーカー/ブランドを取り上げています。OEMで販売していたブランドは含んでいません



現在もオープンリールテープを製造・販売しているメーカー

メーカー/ブランド

DATA
RECORDING THE MASTERS RECORDING THE MASTERS
(レコーディング・ザ・マスターズ)

MULANN
(ミュラン)

フランスのクレジットカードの生産と検査機器などのメーカーであるMULANN社が、PYRALを傘下に収め2016年4月に立ち上げた新ブランド。製造はPYRALの工場で継続されている。
CEO自らオープンリールテープがニッチ中のニッチな存在であることを認識しながらも、アナログ磁気テープによる新たなレコーディングの分野を開発しようと積極的な商品開発とWeb展開を進めている。
製造期間:2016年〜
製造工場;フランス・ノルマンジー州 アブランシュ
PYRAL
PYRAL
(ピラル)

フランスの産業用磁気メディアメー カーで、映画用のマグネティックフィルムや磁気カードの製造がメイン。1991年にBASF Magnetics に買収されて以降、EMTEC時代にはその一生産部門だったが2004年に独立。2012年にRMGから磁気テープ製造設備と販売網を獲得し、歴史ある BASF/AGFAの磁気テープを継承した。その後フランスのMULANNに買収され、現在はその傘下でオープンリールテープの製造を行う。
製造期間:2012年〜2016年〜
製造工場:フランス・ノルマンジー州 アブランシュ

ATR Magnetics
(エーティーアール・マグネティックス)

AMPEX のプロ用テープレコーダーの修理・改良サービスで知られるATR Services (エーティーアール・サービス)の創業者であり、優れたレコーディングエンジニアでもあるマイケル・D・スピッツ(Michael D. Spitz)氏が立ち上げた、現在アメリカ唯一のオープンリールテープ製造メーカー。
2005年から磁気テープの開発に着手し、アナログテープの音質の優位性を確信するエンジニアやアーティストのために、QUANTEGY亡き後も世界の音楽産業の中心地たるアメリカで、貴重な『Made in USA』テープを供給し続けている。
製造期間:2007年〜
製造工場:ペンシルベニア州 ヨーク



過去に製造していたメーカー(ヨーロッパ)

メーカー/ブランド

DATA
BASF
BASF
(ビーエーエスエフ、バスフ)

1865 年に創業したドイツの総合化学メーカー。1925年に当時ドイツの化学工業の中心的存在だった染料企業6社の合同でI.G.ファルベンを設立。1935年に 世界初のプラスチックベースを使い磁性体を塗布した磁気録音テープ『マグネトフォン・バンド(Magnetphon Band)』を開発し、現在のオープンリールテープの基礎を作った磁気録音テープのパイオニア。
1991年にBASF Magbetics社として磁気テープ製造部門が独立するも、世界的な市場規模の縮小から1997年に韓国系企業KOHAPに買収されその歴史に幕。
製造期間:1935年(I.G.ファルベン)〜1948年(BASF)〜1996年
製造工場:ドイツ・ルートヴィヒスハーフェン
AGFA
AGFA
(アグファ)

ド イツの化学者で作曲家メンデルスゾーンの次男パウル・メンデルスゾーンとカール・アレクサンダー・マテウスが1867年にベルリン近郊で創業した化学薬品 メーカー。後に社名の『アニリン製造株式会社』(Aktien-Gesellschaft für Anilin-Fabrikation)の頭文字をとってAGFAと改称。磁気テープよりもKODAK、FUJIFILMとならぶ世界三大フィルムメー カーとして有名だった。I.G. ファルベンを構成していた第二次大戦中の1944年に磁気テープ製造を開始。1970年ころまでのAGFAテープの特徴は、ベース材が特に強いとされ、 引っ張り強度のテストでは抜群の強さを示していた。1990年に磁気テープ製造部門はBASFに合流。(フィルム部門とし て独立したAGFA- Photoは2004年に倒産。)
製造期間:1944年(I.G.ファルベン)〜1948年(AGFA)〜1990年
製造工場:ドイツ
EMTEC EMTEC
(エムテック)

磁気テープに使用する基材フィルムの専門知識を持つ韓国系企業KOHAPが1997年にBASF Magneticsを買収して社名変更した会社。
豊富な商品ラインナップを継続して展開したが、2002年のア ジア金融危機でKOHAPの業績が悪化し、さらにBASFが公害問題の誤解を受けたことで磁性材料である二酸化クロムの生産を止めたことから、収益の柱で あったコンピュータデータ記録用のオープンリールテープの製造が出来なくなり、やむなく磁気テープ部門の売却となった。
製造期間:1997年〜2003年
製造工場:ドイツ・
RMG
RMG
(アールエムジー)

オ ランダ・フィリップス社の磁気テープ製造部門が独立して1968年にできたメーカー。 2004年にEMTECから磁気テープ製造ノウハウと製造機器を買収し、歴史あるBASFとAGFAのテープを継承。その後2012年に製造設備や機材を PYRALに移転完了し、工場は閉鎖。
製造期間:1968年〜2004年〜2012年
製造工場:オランダ・オーステルハウト


過去に製造していたメーカー(アメリカ)

メーカー/ブランド

DATA
3M
3M
(スリーエム)
Scotch

1902年にミネソタ州で創業したスコッチテープでお馴染みの世界的な化学・電気材料メーカー。
1947年に初の米国製オープンリールテープを開発し、その後も♯111、206などスタンダードとなる製品を次々と供給して、磁気録音テープのリーディングカンパニーとして長く君臨したテープ界の巨人。
技術的な優位にもかかわらず、80年代以降は日本メーカーの積極的な投資に対抗しきれず磁気テープ部門は赤字に苦しむ。
1996年に磁気テープ製造部門が独立しその後QUANTEGYに合流。ちなみにコンパクトカセットのメタルテープを最初に商品化したのが3M。
製造期間:1947年〜1996年
製造工場:ミネソタ州・
AMPEX
AMPEX
(アンペックス)

米国で初めてスタジオ用オープンリールデッキを開発し、1950〜70年代のアメリカの放送・レコーディング産業を支えたテープレコーダー界のリーディングカンパニー。
1957年にアラバマ州オペライカの磁気テープメーカー 『Orradio Industries, Inc.』を買収し、磁気テープ製造を開始。Orrは戦後にドイツのBASF工場を視察したことがきっかけで、3Mに次いで1950年から『irish tape』などの磁気テープを製造していた。
長きにわたって米国で3Mとならぶ2大磁気テープメーカーとして君臨するも、1995年に磁気テープ製造部門が独立しQUANTEGYに引き継がれる。
製造期間:1957年〜1995年
製造工場:アラバマ州・オペライカ
QUANTEGY
QUANTEGY
(クァンテジー)

AMPEXの磁気テープ製造部門が独立しそこに3Mが合流した、米国の2大磁気テープメーカーの後継者的メーカー。AMPEXから引き継いだ456はプロ用機のリファレンステープとして長く使用された。
オープンデッキが主流ではなくなった時期のレコーディング業界で、貴重な高性能テープを供給し続けたが、世界的な市場の縮小にはかなわず2007年に生産終了。 たまに再生産の噂が流れるも、すでに製造機器は処分しているので、復活の可能性は限りなくゼロに近いとの見方。
製造期間:1995年〜2007年
製造工場:アラバマ州・オペライカ

MEMOREX
(メモレックス)

1961年創業のアメリカのコンピューター・データ用磁気テープを主に製造していた会社で、3Mはオーディオテープ界の最大のライバルとみていた。日本では1972年にパイオニアと提携し、ハイクラスの音楽用オープンリールテープを販売。
カセットテープではクロームテープ用磁性体を開発したデュポンから他社に先駆けて 製造許可を取得し製品化して、米国のオーディオマニアに提供。エラ・フィッツジェラルドのテープの声が高音に達して、ガラスを粉々にするというコマーシャルで製品の優位性をアピールした。(Youtube1Youtube2
製造期間:1971年〜1982年
製造工場:カリフォルニア州・サンタクララ


過去に製造していたメーカー(日本)

メーカー/ブランド

DATA
SONY
SONY
(ソニー)

ドイツ、 アメリカに続いて1950年にオープンリールデッキとテープを独自開発した日本のテープレコーダー界のパイオニア。
蘭・フィリップス社とのコンパクトカセットテー プやCDの共同開発、ポータブルオーディオという新ジャンルを開拓したウォークマンの開発、世界の録音スタジオを席巻したデジタル・マルチトラック・レ コーダーなど、21世紀初頭に至るまでオーディオの世界で一時代を築いた、誰もが知る世界のトップブランド
製造期間:1950年〜2001年4月
製造工場:
macell maxell
(マクセル)

1961年に日東電気工業から磁気テープ部門が独立し、マクセル電気工業として独立。その後日立の子会社として事業を展開。
磁気テープメーカーとしては後発だが、1966年に国産初のカセットテープを商品化後、UDやXL1などで70年代から80年代にかけて音楽ファンの絶大な支持を得た日本の磁気録音テープの雄。
2002年に多くのテープファンに惜しまれながらも、最後の国産オープンリールテープの製造に終止符
製造期間:1961年〜2002年
製造工場:

日東電気工業
(※マクセル)

1918年に電気絶縁 材料メーカーとして創業。1958年にマクセル研究部を立ち上げ磁気テープ開発に着手し、1960年に磁気テープの量産を開始。1961年にマクセル研究 部をマクセル電気工業株式会社として分社した。日東電工としての製造期間はわずか1年ほどだがパッケージには当初から『MAXELL』のブランド名が使わ れている
製造期間:1960年〜1961年
製造工場:大坂・茨木市千里丘工場
TDK
TDK
(ティーディーケー)

1935年に日本で開発された磁性材フェライトの工業化を目的として齊藤憲三氏が創業した世界有数の磁気材料メーカー。
SONYに次いで1951年に磁気録音テープの研究を開始し、1953年にアセテートベースのテープを完成させ、この年『シンクロテープ』の製品名で発売。
 1956年からは積極的なOEM展開を図り、日本コロムビア、松下電器、日立、三菱、東芝、シャープ、赤井、ビクターなどに供給した。
カセットテープでは世界初の音楽録音用テープSD発売後、SAはじめ、ADやMA-Rなど多くのデッキメーカーの基準テープとなる“銘テープ”を送り出した。
2007年に記録メディア販売事業を3Mから分離独立した米国の記録メディア製造・販売メーカー・イメーションに譲渡し、2013年に磁気テープ製造から完全に撤退。
製造期間:1953年〜??
製造工場:
FUJIfilm
FUJIFILM
(富士写真フィルム)

KODAK、 AGFAと並ぶ世界三大フィルムメーカーの一つで、ほとんど外部の技術導入無しに磁気テープの製品化を達成。写真フィルム製造技術を生かしてベース材から 磁性体まで完全一貫生産が特徴。どちらかというと放送用オープンリールテープやビデオテープ、またカセットテープ(AXIAなど)に力を入れていた印象で、 一般向けのオープンリールの商品ラインナップ自体は少ない方。
製造期間:1960年〜??
製造工場:

日本コロムビア
DENON
(デンオン)

1910年(明治43年)に日本初のレコード会社として創業した老舗メーカー。あまり知られていないが、SONYやTDKとならんで早くから独自に磁気テープの製造を手がけてきた。1963年にDENONを吸収合併。
製造期間:1953年〜??
製造工場:栃木・真岡市

住友スリーエム
(Scotch)

1961 年に住友電気工業とNEC(日本電気)との合弁で作られた米3Mの日本現地法人。1963年から神奈川県の相模原工場で国産Scotch♯111の製 造を開始し、1966年8月には同社が取り扱うほぼ100%の磁気テープが国内生産となった。また米3M製品のライセンス生産ばかりでなく、NHKや民放 と共同で放送用低雑音テープ『JMT-3100』を開発・製造するなど、独自の製品開発も行った。
2003年にはNEC、2014年には住友電工との合弁を解消し、現在の3Mの日本法人はスリーエムジャパンだが磁気テープ関連製品は全く取り扱い無し。
製造期間:1963年〜??
製造工場:神奈川・相模原工場

東北金属工業
(※NEC)

1938年に通信機用材料の国産化を目指して設立された国策会社。
株主のNEC(日本電気)との協定で1950年から磁気テープの研究を開始し、1952年に原材料含め独自の製品を作り上げた。当初の商品名は『Talkie Ribbon』、のちに『NEC TAPE』で、同社の製品はTDKとともに最初のNHK認定テープとなる。
1960年には民間放送へのテープの供給も始まり事業がようや く軌道に乗りかけていたところで、株主であるNECと住友グループで3Mとの合弁会社設立の運びとなり、 通産省の行政指導と関連会社同士の競合を避けるため磁気テープ製造から無念の撤退となった。製造設備はすべて住友スリーエムに移管され、関係技術者も出向 している。
日本のテープレコーダー草創期のわずか10年間だけ製造されたテープなので、幻というほどではないが大変に珍しいテープ
製造期間:1952年〜1961年
製造工場:



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