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OTOTENで高音質音源聞き比べ

公開日: : イベント, オープンリールデッキ

きょうは有楽町で開催されている、日本オーディオ協会主催のオーディオイベント『OTOTEN 2019』に行ってきました

OTOTEN 2019 のHP

お目当てはシンタックス・ジャパンとGENELECジャパンのコラボ製品講演会。まずRMEのADI-2 DACと新型のGENELECスピーカーの組み合わせで聞かせていただいた96kHz/24bitの最新音源が、あまりにクリアで、ピュアで、艶やかだったので圧倒されました

シンタックス・ジャパンのイベント告知ページ

RMEのADI-2 DAC はすでに高い評価を得ているPCM768kHz/DSD11.2MHzのDAコンバーター。GENELECは言わずと知れたレコーディングスタジオの定番パワードスピーカーですが、今年からホームオーディオ向けの販売を強化していきたいとのことで、同軸3ウェイ4ユニットの新製品が登場しています

RMEのADI-2 DAC STUDIO

GENELECのパワードスピーカー

講師の麻倉怜士先生と、左端が試聴した新型同軸3ウェイ4ユニット・パワードスピーカー

試聴したのは左端のスピーカーで、中央の黒い部分がツィーターとスコーカーの同軸2ウェイ、そして本体前面パネルの上下に空いたスリットの奥にそれぞれ楕円ウーハーが仕込まれていて、4台のユニットそれぞれに専用アンプ付き、そしてデジタル/アナログ入力付き、お値段は1本40万円とのことでした

最後に講師の麻倉怜士先生がご自身のレーベル『ウルトラ・アート・レコード』でレコーディングなさった、発売前の音源との聞き比べ。情家みえさんのエトレーヌは現在CDとハイレゾ配信(192/24)だけですが、それらはProtoolsで収録されたデジタルのマスター音源を使ったもの。実はこのアルバムは2インチアナログ24chマルチのマスター音源も同時録音されていて、こちらは今月やっとトラックダウンが終わり、DSD 11.2 と 384khz/32bitで仕上がったとのこと

ウルトラ・アート・レコードの作品ページ

そこで同じ1曲をProtoolsの44.1のCD版と192kHz/24bit、アナログ音源のDSD11.2と384の4種類のフォーマットで次々と聞き比べたのですが・・・・最初のCDからしてかなり音が良かったので、正直私の耳では1回さらっと聞いただけでは違いがよく分かりませんでした~。とにかくどれも良い音。ただアナログ音源の方はわずかにサーとヒスノイズがありますので、その差くらい。というか76cm/sのヒスノイズのレベルはどれくらいなんだろうと気になっていたので、そちらにばかり気を取られてしまったというのもありますが(言い訳にしか聞こえませんね)

このアナログ音源による超高音質フォーマット版は8月初旬にe-onkyoで配信されるとのことなので、自宅でじっくり聞き込んで検証したいところですが、それにはまずADI-2 DAC STUDIO とちゃんとしたスピーカーを買わねば・・・。今後レコーディングの現場でアナログテープシステムはどこまで使えるのか、生き残れるのかを探る貴重な素材となるのではないでしょうか

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