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新録音の2トラ38ミュージックテープ発売

公開日: : ミュージックテープ, 情報, 新製品

今年1月、新録音の2トラ38のミュージックテープが発売になりました。製作したのは兵庫県西宮市の「STUDIO 1812」で、オープンリールマニアの方でしたら御存じの方もいらっしゃるかと思います。

タイトルは『IMPRESSION』、当方も早速入手して聴いてみましたが、古い音源ではない新録音の音質にまず感動。そして誰もがなじみのある、聴いたことのある曲を中心に選曲されたということで、気負わずに気軽に聴くことが出来るとても良質な作品に仕上がっていると思います

曲目はこの6曲、収録時間はおよそ30分です

1 管弦楽組曲第3番2楽章 アリア/バッハ「G線上のアリア」

2 無伴奏パルティータNo.3 プレリュード/バッハ 無伴奏曲

3 金婚式/ガブリエル・マリ

4 チゴイネルワイゼン/サラサーテ

5 アニトラの踊り/エドヴァルド・グリーグ

6 カプリス イ短調 No.24/パガニーニ 無伴奏

お値段はリーズナブルなプラスチックリール版が20000円、メタルリール版は28000円(2020年3月現在)

 

STUDIO 1812はオーナー自身が大のオープンリール好きで、音楽好きで演奏もなさって、立派な録音スタジオまで作ってしまったという筋金入りのマニア。おまけに単なるアナログ愛好家にとどまらず、デジタルレコーダーとアナログテープレコーダを同期させてハイブリッド録音なる手法まで編み出してしまったのですからもはや脱帽レベル

STUDIO 1812のHP

バイオリンとピアノの演奏をアナログマルチレコーダーで収録し、エフェクトなどはできるだけ控えてアナログ2トラックにミックスダウンしてマスタリング、そのテープからオーナー自身がモニターしながら等速プリントで仕上げて商品化されているので、マスターテープからの第二世代がお手元に届くという、大手レコード会社などではほぼ不可能といえるピュアなテープ音源を手に(耳に)することが出来るのです

いまのところ販売チャンネルはヤフオクだけとのことですが、ハイレゾでも配信されていて、e-onkyoで中身をチラ聴きできます。ここで聴くだけでも他のソフトとは一線を画すみずみずしいサウンドだということがおわかりになるかと思います

ヤフオクでの出品ページ

e-onkyoの商品ページ

オープンリールデッキをお持ちの方にとって「何を聴くの?」というのは悩ましいところで、メカ好きにはたまらないオーディオ機器なのですが、アナログブームが盛り上がる中でいまいちレコードほどテープが普及しない原因はソフトが無い!聴く物が無い!という点だと思っています

せっかくヤフオクなどで入手してみても、たまに当たりはあるものの、大手レコード会社による4トラ2チャンネルソフトは1982年に製造が終了していて、手にすることが出来るのはすでに40年以上経過したまもなく寿命が来そうな劣化しかかったテープが大半なのが現実です。特に古い2トラ38ソフトなんかの状態はひどいものです

そうした中で、今回の一個人スタジオによる音楽ソフト製作に踏み切られたSTUDIO 1812オーナー氏の英断と実行力に最大限の賛辞を送らせていただきたいと思います。すでに第二弾も製作中とのことですので、2トラ38デッキをもてあましていらっしゃる方はぜひご一聴あれ

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